想いが叶ったお葬式−想い出を皆で語り合った夜
母のお葬式は、母が華道の先生をしていたこともあり、生前の知人や友人が集まるお葬式になりました。
歳の割には元気で社交的な性格だったので、たくさんの方が訪れてくれました。学生時代の同窓生、以前すんでいた近所のお友達、最後まで住んでいた実家近くのお友達など、母の色々な面を知る方々が来られることになると、晩年の遺影写真一枚だけを飾るのは、少し寂しい気がしていました。
担当していただいた葬儀社のスタッフの方に何気なくそんな話をしてみると、母の昔の写真を皆さんで見ていただいてがどうだろうとの事で、昔のアルバムを用意しました。
家族で、色々と話をしながら、皆さんに見ていただく写真を選ぶとたくさんの枚数になりそうだったので、焼き増しして会場に飾る以外にも、写真を使った追悼の映像を作ってくださることになり、葬儀の前に式場スクリーンで放映することになりました。
集まった方々も、母の幼いころや若いころは知らなかったようで、次々と映し出される昔の写真を見ながら、笑ったり、少し涙ぐんだり、集まった方々で談笑されたりと、式場は母の話でいっぱいになりました。皆さんからも私の知らない母の昔話や、私の幼いころの話を聞かせてもらい、しみじみとした非常に良い葬儀になったと思っています。集まってくださった皆さんが、母のお話をたくさんして下さった事が、何よりの供養になったと思っています。ありがとうございました。
横浜市在住 S・Nさん
お葬式準備室 編集部からのコメント
なくなられたお母さんの想い出が、皆さんの心に残ることは素晴らしいことだと思います。
長い人生の中で、その人が輝いていた時間はたくさんあり、それを記録に残すのが写真だと思います。
今までは、晩年の写真を遺影に使うことが主流でしたが、特にそれが決められているわけではありません。お若い頃の写真を使うのも、故人を偲ぶにあたり問題はありません。たくさんの写真を参列された方に見ていただく場合は、焼き増して飾ることも出来ますし、映像のように編集するサービスも登場しています。
しかし、限られた時間の中でたくさんの写真から良い写真を選ぶことは大変ですので、遺影用の写真だけでも事前に一枚選んでおくのがよいでしょう。中には「生前遺影」といって、生前に遺影用の写真をカメラマンが撮影してくれる写真業者もあるようですので、そういった方法も良いと思います。
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